ガラケーよりもSO-03C
「コンパクトかつ機能を絞ったフィーチャーホン(ガラケー)」というジャンルが、ひそかに盛り上がりをみせているようです。
携帯端末の「2台持ち」派に向けたものですね。データ通信はハイエンドなスマートフォンで、通話やSMSは最低限の機能を持った端末で…という感じ。
私自身、2台持ち推進派ですので、新作の低機能端末(変な言い方ですが)が発表されると「おっ!」と思っちゃいます。
電卓のような見た目のNichePhone 、まさに「携帯電話」という感じのun.modeなど。
しかし、ひととおり調べた後で最終的に帰結するのは「SO-03Cでいいじゃん」というものです。
スマホとしては役者不足なSO-03C
SO-03Cは、別名「Xperia Ray」。2011年に発売されたXperiaブランドのスマホです。製造元やロゴはまだ「ソニーエリクソン」となっています。
コンパクトで洗練されたデザインが特徴で、小さくて軽いです。片手で持てるどころか片手で覆い隠せるサイズ。
反面、スペックは完全に時代遅れです。AndroidOSのバージョンは2(ネットを駆使すれば4まで上がります)で、内蔵ストレージは1ギガ。性能以前に容量が少な過ぎて、そもそもアプリが入らないという有様…。
多くの人にとっては、「こんなのあったね〜」と懐かしむ旧機種のひとつでしかありません。
ガラケーとしては役不足なほどのSO−03C
しかし、スマホとしてではなく「ガラケー」として考えれば立場は大きく変わります。
データ通信ができなくても3G回線で電話とショートメールはできますし、高精細な液晶、静電式のタッチパネルを装備。
ストレージが少ないといっても、電話帳やメール程度の文字データなら余裕で管理できます。
サイズも重量もガラケーより優れています。
まあ、おサイフケータイ、赤外線通信機能はなく、防水性能もありません。バッテリーもたぶんガラケーよりもたないでしょう。
全盛期ガラケーと比較すると、そういった面で見劣りする感は否めません。
でもどうでしょう、最近台頭しているフィーチャーホンのアプローチを考えてみます。それらはガラケーの特性を「余計なもの」として徹底的に削ぎ落としています。そして、必要最小限の機能と安い価格を武器に市場に飛び込んでいます。
そう考えると、「都落ちしたスマホ」でも戦える気がしませんか?
初めから通話とSMSだけに機能を絞った新型ガラケーと、色々できるけどあえて通話とSMS以外を封印した旧型スマホ。後者の方が優れていると感じます。
片手しか使わないフリーザ様でもネイルより強いということです(?)。
かくいう私も、「ニッチフォン」 をポチりそうになってから、冷静に考えてSO−03Cを継続使用しています。
結論:バッテリーさえもてばSO-03Cでいい
ということで、結論としては、「通話端末はSO-03Cでいい」です。
バッテリーが劣化して、交換用のバッテリーも手に入らなくなったら交換を考えます。
などといいながら、実はSO-03Cの後継機であるSO-05Dも気になっています…
単純に見た目のかっこよさだけで惹かれています。
追記:結局買ってしまいました。